2015年7月1日 石花道場 第四回

参加者:6名
初参加:1名
新・石花名:石花金竜

【本日の道場トピック】
ミニ講義:Heiko Brinkmann , Volker Paul 作品紹介

Heiko Brinkmann

ハイコは、コンスタンツ湖(ボーデン湖)をベースに、非常に美しい作品を仕上げるドイツのアーティストです。
彼の湖畔での作品は、ロケーションも素晴らしいですが、それ以上にうっとりさせる品格があります。まっすぐ上に伸びる作品群と、絶妙なカウンターバランス作品を多く手掛け、それら一つ一つの接点が極めて小さいのは、彼の妥協を許さぬ創作姿勢を象徴しています。
また、彼が使う湖畔の石は、日本の川原石に似て、丸みはあるけど形が一様ではないバラバラで素朴な石ころです。それらが「点」で4つ5つと立てられる作品は、「石が繋がっている」と思わせる、最上級のロックバランシングです。

Volker Paul

フォルカーは、ドイツのヴュルテンベルク州バーデンにあるというZENガーデンをアトリエに、とても精緻で繊細な石のアートを手掛けています。また、テレビ出演も数多く、日用雑貨やボーリングの玉、あるいは卵を使ったバランス芸など、とても多才なアーティストです。
作品は、極めてハイレベルなバランスアートです。小さな棒状の石を使い、それに巨石を積み上げた作品が特徴的ですが、彼のセンスは小石を積み上げた作品にも顕著です。それらはZENガーデンを舞台に、彼のライフワークとして、現在も日々更新、発展的に創られています。

【本日の作品】テーマ「おはなし」

テーマ概説
石は、驚くほど容易に、自己投影や擬人化の対象になる素材である。そのため、石をひとつ立てただけでも、それを人に見立て、様々な空想を楽しむことができる。
「おはなし」というテーマは、いくつかの石花を寄せて、会話のシーンもしくは物語を楽しむものである。石を立てる技術的な側面よりも、どの石を使い、どこに配置するか、という「見立てのセンス」が重要となる。

創作のコツ
シンプルな石花を二つ並べたときが、いちばん「おはなし」らしさが出るようです。それぞれの石花は、「石ぼうず」のような擬人化しやすい形が良いでしょう。立てるのが不慣れな人は、石そのものの選択に注力して、表情がにじみ出ているような石を使ってもいいでしょう。
また、それぞれの高低差や、間の距離を工夫することで、より一層詩的なストーリーを醸し出すこともできます。これは、豪快な「ロックバランシング」では見いだせない、石ころのよさを再発見させてくれるテーマです。

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